失業率

30日の厚生労働省発表によれば5月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0.02ポイント下回る0.44倍で、1963年1月の調査開始以来の最低を更新し、、総務省の同日発表した労働力調査では、5月の完全失業率は5.2%と前月比0.2ポイントも悪化したそうです。
 この結果を受け、厚労省は雇用情勢判断を5カ月ぶりに下方修正し、最も厳しい表現の「さらに厳しさを増している」とした。
 
求人倍率は2008年1月に1倍を割って以降、ほぼ一貫して下がり続けている。
雇用の先行指標とされる新規求人数は前年同月比34.5%減。

企業の生産水準はまだ低く、新たに求人を出すほどの状況ではないようです。
 
一方、失業率の悪化は4カ月連続で、過去最悪の5.5%が目前です。
完全失業者数は、前年同月比77万人増の347万人。勤め先の都合や契約満了失業が増えた結果で、増加幅は過去最大です。

半面、就業者数は136万人減の6342万人で、過去最大の減少幅、厚労省は有効求人倍率は「一定の時期には底打ちする」との予想を示したが、失業率は指標の動きが景気回復よりも半年から1年遅れるので、「まだしばらく上昇が続くのではないか」と呑気に構えています。
庶民は お金と借金 に苦しんでいます。